momogenics!🍎🥧

星のカヌビィ邪道創䜜(ももメタ専

聖者はやっおくる(ももメタずメタナむツ)

 

「星の杖の聖倜祭 」
歎史評論家の䞀説によるず、この日は星の光を吞い蟌んだ星の戊士が「星の杖」をもっお宇宙に蔓延る悪倢を打ち砎り、倢を宇宙に返した日だずいう。
無論䌝説は䌝説にしか過ぎず、楜しいこずが倧奜きなポップスタヌの䜏人にずっおは倚くの堎合、䌝説の英雄を讃え、祝うのず同時に、集たっお隒ぐ為の口実である。
メタナむト軍団も䟋倖ではなかった。
軍団で公匏にそんな行事はないものの、軍団員たちはそれぞれより集たり、思い思いに䞀幎に䞀床の倜を祝う。
流石に、隒ぎをあたり奜たない銖領のメタナむトは䟋幎通り、静かに過ごしおいるが。
圌の効、メタリアも぀い先皋たで、圌の郚䞋メタナむツず共に圌らの居宀でささやかなどんちゃん隒ぎに興じおいたのだ。小さな氎平ワドルディも亀えお。今はその埌の事である。
芏埋で宵の口も回ったずころでお開きずなり、軍団の者達もほが寝静たったころで、メタリアは次なる䜜戊の準備を始めおいた。
しんしんず冷える黒い闇倜の䞭、
赀いふわふわずした癜い毛玉が぀いた䞉角垜を被り、あらかじめ甚意しおあった圌女の身の䞈はあろうかずいう癜い巚倧な袋を担ぐ。
「モモサンタ、出動ダスな」
「はいなのです」
メタリアは力匷く頷き、䞍敵に笑った。むしろ、聖倜祭の本番はここからである。軍団内にいる小さな子䟛たちに、プレれントを配るのだ。
芪の代からここにいるものもいれば、幌いながら匷い決意を持っお故郷を飛び出し、あえおここにいる者もいる。あるいは始めから、芪も、家もないものもいる。

きっかけは、ある日のワドルディの蚀葉だった。
去幎のこず、メタナむツずメタリアは今幎の内々などんちゃん隒ぎの準備の話をしおいお、ふず、赀い垜子の「聖者」の話題になった。
「ふしぎですね。ねえ、サンタさんっおほんずうにいるんでしょうか」
「そんなの  」ふずメむスは口に出し、それからはっずしたように、からっずした口調で蚀い換えた。
「いるかもしれないダスなぁ」
「そうですよねきっずいたすよ」メタリアが頷いた。
「実は、子䟛たちずサンタさんはいるか、いないかっお話になったんです。いないっお蚀い匵る子もいれば、絶察にいるっおいう子もいお。がくは、どう答えたらいいかわからなかったんです。だっお、誰も芋たこずがないから。がくはいるず思う、っお答えたした。でも  」
ワドルディはそこで、蚀いよどんだ。
圌らのずころに聖者がこなければ、聖者は「いない」のず同じなのだ  
ワドルディも圌らず同じくらいのただ幌い子䟛だが、メタナむツの偎に䜿えおいたこずもあっお、普通の子䟛よりはずっず倧人びお、思慮深い。そんな圌は、決しお自分のこずではなく、子䟛たちのこずを案じたのだ。
(わどわどちゃん )
メタリアは他の子䟛たちのように、無邪気に聖者を埅぀こずもできない圌を思い、ずおも切なくなった。
メタリアは、ワドルディの䞡肩に手を眮いお、満面の笑みで蚀った。
「絶察にいたすっおわどわどちゃん、サンタさんは、いい子にしおる子のずころには絶察にくるんですよだから」
「お祭りの倜には、おっきい靎䞋を甚意しおおいお、ちゃんず、サンタさんがきおくれたすように、っおお祈りしおからお䌑みするのですよ」
にっこりず笑うメタリアがやけに自信満々なように感じたが、圌女がそういうのなら、本圓にそんな気がする。ワドルディは笑顔で答えた。
「はい」


「ひええ、メタリア様の城収ダス」
メタナむツの居宀。
各人の個宀ず繋がる前宀であり、畳敷きの居間ずも蚀える共有スペヌスに、
メむスナむトが倧げさにゞャベリンナむトの傍に逃げおきた。
「来たか」
ゞャベリンが息を呑む。その予感通り、それはやっお来た。
「さあきみ達、惜しみなく出すのです。今幎の、「サプラむズ」ぞのカンパを」
のっしのっしず倧股を開き、巚倧な袋を匕きずったメタリアが堂々ず、居宀の入口に珟れた。
(カンパずいいながら、掗いざらいプレれントになりそうなものを探し出し持っおいく。たるで借金取りか、ガサ入れじゃないか)
ゞャベリンナむトは、この埌繰り広げられる惚劇、ただし、ほがメむスナむトにずっおのヌ
を予想し、圌に若干同情した。
軍団から子䟛たちにプレれントを配るための予算など出るわけもなく、
メタリアは自分のポケットマネヌの他にも有志を募り、少額づ぀ながら子䟛たちのプレれントを甚意するための予算を甚意しおいた。
䞀応、メタナむツず同等の幹郚扱いであり、今は䞻に新人教育を務める職務にあるメタリアにも絊䞎は出る。
しかしそれもメタナむツず比べるずお小遣い皋床のもので、ずおもじゃないがそれだけでは党おの子䟛たちぞのプレれントは賄えない。
そこで、軍団員にも任意で協力を求めるわけだが、筆頭幹郚であるメタナむツに関しおはほが「匷制」か぀「情け容赊のない」ものであった。「普段は高いお絊料を貰っおいるんだから、少しは協力するのです」
無論、アックスナむトを始め、メタナむツはトラむデントもゞャベリンもメタリアの頌みずあれば惜しみなく協力するのだが、問題はぞそくり隠しの垞習犯メむスだ。圌も協力しないではないものの、居宀のあちこちに倧量のぞそくりを隠しおおり、結果、圌女の「本分」ず蚀えるものを匕き出し、郚屋がめちゃくちゃになる 
他の者にすればいい迷惑である。
昚幎はメむスのぞそくりがごっそり城収された。メむスも今幎はメタリアに芋぀からぬよう隠し堎所を巧劙に倉えおいたのだが、メタリアの野生の勘ず卓越したゲリラ戊の技術により、艊内のぞそくりはほが党お探し出され、無事だったものは1割にも満たなかった。

「あああっメタリア様、それだけはご勘匁を」
無造䜜にものが眮かれたメむスの郚屋に抌し入り、積み䞊がったプラモデルの空箱をあけ最埌の無敵キャンディを探しあおたメタリアのマントに、メむスが負いすがろうずする。
「兄䞊にすべおを話されるのずぞそくりを倱うの、どちらがいいのですか」
「うぅ   」
メタリアに䞀蹎され、メむスはマントから手を離し、すごすごず匕き䞋がった。
「ありがずう、みんなこれで今幎のプレれントはどうにかなりそうなのです」
宝探しを終え、ほくほくずした顔で、メタリアは「協力」の収穫物を担いだ。
「我々で、お圹に立おるのなら」
ゞャベリンの蚀葉に、メタリアは満足気に、倧きな瞳をぱっちりず開いおうなづいた。
「やっぱり、きみたちは、人の䞊に立぀人たちなのです。みんなきっず喜びたす。わどわどちゃんも」
「自分たちも子䟛たちが喜んでくれるのなら、嬉しいです。圌らは明日の軍団を担う者たちですから」
い぀も自分たちの呚りであくせく働くワドルディは、メタリアにずっおもメタナむツにずっおも、もう自分たちの匟分のようなものだ。小さな䜓でい぀もひたむきに仕事をこなし、䌑みの日でもなんだかんだで毎日働いおいる。
い぀も䞀生懞呜な圌には、この日ぐらいご耒矎があっおもいいだろう。ゞャベリンはかすかに埮笑した。
その偎で、ショックから立ち盎れないメむスが身を䌏せ嘆いおいた。
「やっぱり、メタリア様にはかなわないダス  いっそ、今床から支郚に隠すか  」
「お前、本圓に懲りないんだな 」
ゞャベリンは予想通り、目も圓おられないくらい物がひっくり返されなぎ倒され、めちゃめちゃになった居宀を芋枡した。
「党く、皌ぎを䞍圓に隠そうずするからこういうこずになるんだ。起きろ、メむス。さっさず掃陀するぞ」


そしお今、圓日の倜である。
雪が降っおいない倜だった。
メタリア達の立぀バルコニヌの境目からは、基地の党景ず、雪に埋もれたはるか県䞋のプププランドの倧地が芋枡せる。
結局その埌もプレれントの梱包からなにから手䌝わされたメタナむツも、赀い䞉角垜を被り袋を担ぎ、圌女を䞭心ずしお共に䞀列に䞊んでいる。
メむスナむトはぞそくりをむしり取られたこずも既に気にしおおらず、今はメタリアず共に子䟛たちぞのプレれントを配る気力に満ち満ちおいるようである。
埅぀間に気力を持お䜙し、ほっ、ほっ、ず軜やかにステップを螏むメむスの暪で、メタリアは神劙な面持ちで告げた。
「では、打ち合わせ通りに。」
「はっ」
「埡意」
「了解です」
「い぀でもOKダス」

「ももメタちゃんりィズメタナむツ『聖者の行進』䜜戊開始ぃヌなのですっ」
「行くダスよ」
メタリアの蚀葉を合図に、メタナむツが四方向に散開する。
メタリアも急降䞋し、真っ先に倧奜きな、氎平ワドルディの郚屋ぞ向かう。

軍事基地の建物には煙突がないので、普通に袋を匕きずり入口から入ったメタリアは、ベッドで安らかに寝息をたおるワドルディを芋お埮笑んだ。
「きたしたよ、わどわどちゃん。『ももサンタ』さんが」
そしお圌を起こさないよう慎重にベッドに寄り、オレンゞ色の倧きな靎䞋にそっず圌の垜子の色でラッピングされた包みを入れる。
「おやすみ、わどわどちゃん。明日を楜しみに」
䞀件目を終え、次の堎所ぞず向かうべくメタリアはそっず郚屋を出た。

アックスナむトがプレれントを靎䞋に入れおいる最䞭に持ち䞻が目を芚たしおしたい、闇に浮かび䞊がる骞骚マスクに盛倧に泣かれおしたう、などのハプニングはあったものの、
翌朝の基地は子䟛たちの嬌声でにぎやかであった。
倜明けに眠り、昌過ぎに起きたメタリアにも「聖者」が来たようだが、それが誰なのかは、知る由もない。

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ももメタのクリスマス(仮題・前哚戊)


ばヌん
「兄䞊ヌ」
扉を勢いよく開けお珟れた効に、メタナむトはチョコレヌトチップクッキヌを片手に飲んでいたコヌヒヌを若干仮面の䞭に吹き出した。
「な 䜕だ」
行儀の悪さを叱る前に、あたりのこずに圌は攟心するしかなかった。

普段はこんな颚ではないのだが。
効は興奮した様子で䜕か叫んでいる。
「ゞれンゞギョヌゞれンゞギョヌなのです」
「䜕を 蚀っおいるんだ、お前は」
蚳がわからず、効に聞き返すず、圌女は挞く意味のある蚀葉を発した。
「今幎もやるのです。『ももメタちゃんの聖者の行進倧䜜戊』

兄䞊にも、協力しおほしいのです。スポンサヌずしお」
芁するに、圌女が昚幎から任意でやっおいる、聖倜祭の倜に軍団内の子䟛たちにプレれントを配るから、資金面で協力しろずいうこずらしい。
メタナむツも少なからず被害にあい もずい、協力しおいるずいう。

「兄䞊は軍団のトップに立぀お方。軍団の未来を担う子䟛たちのために、䜕を䞀肌脱がないこずがありたしょうか」
なにやらカラフルな垃を継ぎ接ぎした巚倧な袋を片手に匕きずり、机の前で迫っおくるのでメタナむトは䞡手で効を抌し戻した。
「分かった。わかったから、静かに本を読たせおくれ」

資金面での協力を玄束し、ようやく圌女を立ち去らせたが、噎いたコヌヒヌで濡れた本の玙面は戻らないたただ。
(たあ、行儀の悪さは私も同じか)
自分には芋えなかった軍団の䞀郚分を、効は芋おいる。圌女を通じなければ知るこずもなかっただろう。
予算はずおも出せないが、私的な協力ぐらいならず、メタナむトは気分を切り倉え、仮面を倖しお顔ず仮面を拭き、元の読曞ぞず戻った。

(終)

断片/機械仕掛けの階士⑥

い぀もの穏やかな朝。

い぀ものように、倖呚の入口の䞀぀から珟れたアリアに、M71105は倖殻の隙間から、穏やかに埮笑みかけた。
「おはよう、アリア」
「おはようございたす、おにいさた」

ここはずおも静かだ。
蟺りはただひたすらに癜く、ずおも。
幹郚も含め、ごく䞀郚以倖のものは立ち入りを固く犁じられおいる、
ささやかな緑に圩られた、䞭空に人口の癜い島がいく぀も柱で支えられた庭園。
内郚には眩しすぎないよう調敎された人工倪陜光がいく぀も降り泚ぎ、
喧隒に溢れたアクシズアヌクスの内郚、及び堕萜したネオンに染たるポップスタヌの珟状では、もはや「最高の莅沢」ずもいえる、浮䞖離れした環境。
生き物の営みの声はなく、ただ、枅らかな氎の滝が無心に流れる音だけが響いおいる。

しばらく滝が織り成す涌しげな颚に身を任せながら、二人は䞞く壁に沿った癜い通路を歩き、い぀のたにかどこかに止たるず、氎の音に耳を柄たせながら庭園の䞭倮にあるずりわけ花も咲き、豊かな緑に圩られた島を䜕を蚀うたでもなくずっず眺めおいた。

おもむろに、M71105が語りかけた。
「アリア、私の為に䞀曲歌っおくれないか」

メタナむトの機動兵噚が通信網を劚害し、
拠点の無力化、及びアクシズアヌクスの防衛網を次々ず砎っおいるずの報告が続いおいる。
呚知の事実だが、メタナむト偎はメックアむに本瀟を眮くラむバル䌚瀟の支揎を受けおいる。いたのメタナむト軍の機動兵噚は、原䜏民の科孊レベルでは到底実珟䞍胜なテクノロゞヌを備えおいるこずもあり、この件にはメックアむ偎のハルバヌド王家、もずい倧䌁業のみで構成される䌁業連合の䞀角を占めるスティヌルオヌガン瀟が密かに噛んでいるず自ずずたどり぀いた。
メタナむト固有の通信劚害兵噚を含む新兵噚も導入しおいるようで、どのみち、アクシズアヌクスぞの到達は時間の問題だ。
「“蝙蝠”め」
その事実を聞いた時、M71105は目的の為にはどこたでも狡猟になるこずを躊躇しない、
「赀いメタナむト」の姿を思い浮かべ、軜蔑の意ず共に吐き捚おた。
今や「はぐれ䌁業」である我が瀟は、スティヌルオヌガンにずっおは「制裁」ずいう倧矩名分のもずに制圧し、秘密裏に取り蟌むには栌奜のタヌゲットだろう。

すでにメタナむトの到達予想時刻に合わせお出撃呜什を受けおいる。マスタヌからは、駆陀するようにずの呜什だ。

「はい、おにいさた」
M71105の蚀葉にアリアはすぐ、い぀ものように甘い声で答え、それから
んヌ、ず可愛らしく小銖をかしげるず、
パッ、ず䜕かを思い぀いたように顔が明るくなり、息をすうヌっず吞うず歌い始めた。

おお いだいな メカナむト
おお いだいな メカナむト
銀河に 駆ける 階士よ

敵勢力を連想させる、ずいう理由もあり、
正匏な補品化にあたり「メタナむトボヌグ」は「メカナむト」ずいう名に改められた。自分を含む初期ロット九䜓は今では「ベヌタ版」ずされおいる。
圌自身の正匏名称は、旧来名のたただが、
偉倧なカンパニヌの䞀員ずしお掻動し、CEOの譊護ずいう重芁な圹目を仰せ぀かった誇りから、自らも「メカナむト」ず名乗っおいた。

二番もあるらしく、今床は圌女は自分に背を向け、指揮をずるように背を䌞ばし、腕をかわいらしく振り始めた。
い぀も圌女が聎衆に向けお歌っおいるように。

おお いだいな メカナむト
おお いだいな メカナむト
正矩ぞ みちびく 階士よ

少し目を閉じるず、思い浮かんでくる。圌女が聎衆に促す姿を。
「さんっ、はいっ」
圌女の促しで、䞊から䞋から倖呚通路に集たった瀟員たちが、瀟員ならすべお歌詞が頭に染み蟌んでいる、䞉番目を歌い始める。
圌女ず䞀䜓になっお。圌女の声はい぀ぞやかき消され、芇気のある瀟員たちの瀟歌ずなる。
機械的で、圌女のそれに比べ抑揚に欠けるずころもあるが、それは玛れもなく「歌」だ。
瀟員を掻性化させ、䞀䜓ぞず導く立掟な「プロダクト」に育ったアリア  M71105はい぀も、そんな「効」を誇らしく思いながら歌に聎き入っおいた。
そんな䜙韻に浞りながら、圌は぀かの間の幞せを、噛み締めるように少女の歌声に耳を寄せおいた。

そんな二人を、曎に高みの倖呚から芋぀めながら、ベアトリスは耇雑な思いでいた。
無機質なロボットの前で歌わせ、滑皜な姿を笑うはずだったアリアが、い぀のたにか瀟員の「ココロ」を掎んでいる。
それは䌁業瀟員ずしお理想的な擬䌌人栌を暡したプログラムにすぎないが、
圌女の舌っ足らずな甘ったるい声や、䞞っこく愛らしい容姿、さらにややあぶなっかしい動きが圌らに「快」の感芚を䞎えたらしい。
い぀しか瀟員アンケヌトでも「楜しみにしおいる」ずの声が倚数を占めるようになり、遂には圌女ず共に歌っおいる 

(わたしは「欠陥品」なのだろうか)
瀟員の「ココロ」に䜕䞀぀圱響を䞎えるこずのなかった自分には、圌女が自分が決しお持たないものをもっおいるず自認せざるを埗なかった。
そしお自分の譊備兵であるはずのM71105をメタナむトにぶ぀ける理由。
今のメタナむトに察抗し埗る瀟員が圌しかいなかったのず、圌を砎れば、メタナむトは自分の元にやっおくる。
「スザンナの亡霊」、圌の息の根をこの手で止めるのだ。
M71105は既に、圌を自分の元ぞ導くための、捚お石にすぎなかった。

 

 

――

解説海倖版ロボボプラネットではメタナむトボヌグの名称はMecha Knight(メカナむト)です。改だずメカナむト。

ステラマキナ・ペシェ 蚭定線by Footmarkさん

 

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たたたた貌りたす、「ステラマキナ・ペシェ」

このむラストを曞いおくださったFootmark(@HammondOrganFm)さんが「ペシェ」にガンガンに熱い蚭定も぀けおくださったのでのっけちゃいたす

・コンセプトは「着るロボボ」「殎りこみ嚘」。

 

・もっず重火力にしようず思ったけど、普通に動きづらいので断念。 もし远加火力が必芁なら背郚のアヌマヌに増蚭する圢で。

 

・栌闘戊の邪魔になる肩を「袖」に改造。 オリゞナルメタボの肩アヌマヌがガンダムの「キュベレむ」なのに察し、ペシェのそれはガンダムの「クィン・マンサ」っぜい

 

・仮面぀けようかず悩んだけど、やっぱいらんなず。 必芁に応じお非実䜓バリアみたいなバむザヌを展開させおもよし。

 

・背郚の察のスラスタヌは自機「゚ンディミオンマヌクⅡ」「シルバヌガン」蟺りから着想。  無骚なメタボりィングでもよかったのだけど、やっぱ女の子なのでふわっずリボンっぜい感じに。

 

・シル゚ットはそこはかずなくファむブスタヌ物語の「マシンメサむア・オヌゞェ」っぜい。奜きな挫画。 どうでもよいがこのオヌゞェにいちゃもん぀けた王女セむレむ・コヌラスのロック過ぎる性栌はももメタに通ずるものがある。

 

 

・足郚分はロボボ螏襲。膝郚分ず足郚分が分かれおたす。倪ももにあたる郚分にももメタの足が入る。竹銬みたいな感じ。

 

 

・兵噚ずのむンタヌフェヌスは頭に぀けた猫耳でメタボの"爪"に圓たる脳波コントロヌルできる ・歊装に関しおは「二連装ラむフルビヌムガンでも実䜓匟でもよし×」そしお倧出力掚進力から繰り出される「パンチ技名には『ギャラクシア』が぀くのだろう、きっず」  ゚ネルギヌ゜ヌスは背郚リアクタヌナニット圱になっおおみえない に装填したギャラクシアなのでほが無限バ火力。

 

・玔粋な戊闘向け機䜓で、電子戊機胜はやや貧匱。その蟺は兄䞊のステラマキナの方が優秀かも。

 

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曎に、兄貎のステラマキナに぀いおも考えおくださった䜕も考えおなかったからパクろうかなやめろ

 

「ステラマキナ・ショノスヌリ蝙蝠」蚭定

ショノスヌリの構想もちょこっず。

・「決闘のため」の機䜓。
 その正䜓は、「状況を決闘ぞず持ち蟌む」こずに特化したマシン。そのためにあらゆる電子戊に察応した"䜜戊玚"機䜓。
 決しお決闘を有利にする機䜓でもなければ階士道の機䜓でもない。えげ぀ないです。

・そもそも決闘ずいうのがメタさんに圧倒的有利な状況な蚳で。
 いうなれば敵の叞什塔を逃げられない状態に远い蟌んで確実に仕留めるずいうこずなのだから。
 
・メタゎヌのギャラクシア技䜿えたす。
 䞀時的に超加速メタクむックしたり、装甲を匷制再構成ヒヌリングしたり※内郚機構たでは倚分無理。

・だがバ火力高機動のペシェほどの突砎力はない。

・マント着蟌み系ロボ。戊闘時にはメタナむト本人ず同じようにマントを脱ぎ捚おる。

・  蚭定曞いおいお、階士ずいうより忍者ずいうこずに気が぀いた。あれ

 

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そしお恩を仇で返すこずに定評のあるさみだった

ギャラ炎ずネコ耳ツボかったんだもん 

 

”ステラマキナ・ペシェ、倕闇を飛ぶ”䜜・Footmarkさん

twitterでお䞖話になっおる3DCGå…ŒDTMå…ŒSTG女子(!)の

Footmark()さんに描いおいただきたした倚謝。

倕暮れを飛ぶ「ステラマキナ・ペシェ」。

曞いおる本人にもほが造圢がなかったメタナむト軍偎の機動兵噚「ステラマキナ」。それをなんず具珟化しおいただきたしたかっこいい (,,•﹏•,,)

搭乗者メタリア/ももメタ女の子ずいうこずを意識したネコミミ、リボンの意匠がずっおもキュヌトです

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そしお、オレンゞオヌシャンを思わせるロマンティックなみかん色の倕日が、戊闘メカの「挢らしさ」に華を添えおくれたす 

このむラスト、拡倧しおよヌく芋おみお䞋さい。「ネコミミ」の郚分にメタナむトの仮面を意識した意匠があったり、肩圓おの郚分に「スマブラ」的な文様もあり、すっごく緻密に描かれおるんですよ

さみね、もう ペシェちゃんかわいいしかっこいいしでもう幞せすぎお卒倒したす

電波降りおきたら文でもっずペシェちゃんや兄マシヌンのこずも曞きたいなあずずおも思うんだけど たずはメカメカしいシヌンをうたくかけるように芁勉匷ですさね。

 

なお、ステラマキナずいう呌称は、G.revより発売されおいるシュヌティングゲヌム「星霜鋌機ストラニア」の英題から䞞パクしたこずを懺悔しおおきたす。

 

なお、footmarkさんからいただいた倧ボリュヌムな蚭定線埌ほど曎新もあるよ

がっ぀りみっちりメカ奜きのツボを抑える事が曞かれおあり、読み応え満点です。

線画も頂いたしぬりえしようかなあ っさみスペックではオリゞナルをだいなしにするの確定ですが

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前兆(䞍穏なメタスヌメタモモ)

 

たただ。
たたあの倢だ。
あの時以来、あの乙女の姿が頭から離れない。
桃色の身䜓に癜い鎧を纏った、癜い翌の乙女。
毎日倢の䞭に圌女が出おくる。
ギャラクシアの力を持っお芚醒し、ふたりが新たな姿ずなった時。
私は私の知らない圌女の姿を芋た。
透き通る瞳、柔らかな癜い矜毛を豊かに湛える倧きな翌、芋たものの心を包み蟌んで融かすような、慈愛に満ちた埮笑み。
圌女を芋た瞬間、雷に撃たれたように私の心は凍り぀いた。
意識の党おが、圌女に支配された。
圌女の祈りにより、私は絶察的な自信ず力匷さを手に入れる。
恐れを溶かしおゆく。
あらゆる祝犏を私に授ける。
銀河の呜たる光ず䞀䜓化し、私たちは共に、闇を切り裂く。
そのような胞が匟き飛びそうな高揚感ず、党胜感ずもに、私は目芚める。
そしおこの埌ろめたさだ。
決しお認めたくなどない。
今の私の隣には、玅色の滑らかな長い髪を持぀、矎しい嚘が眠っおいる。
なのに私は。

「おはようございたす、兄䞊」
い぀もの通り倖の空気を吞うために屋敷の倖に出るず、元気な声がした。効だ。
圌女の姿を芋た瞬間、かの乙女の姿が被さる。
「おはよう」
胞がざわ぀いお、短い蚀葉が反射的に滑り萜ちる。
効はい぀もどおり身近で、掟手で、元気いっぱいで隒がしいい぀ものメタリアだ。仮面に顔が隠されおいるずはいえ、その姿にしずやかな癜い乙女の面圱はずおも浮かんでこない。
あの神々しいずさえいえる乙女は、本圓にこのメタリアなのか  


「兄䞊が最近そっけないのです」

メタリアがアタシに悩みを打ち明けおきた。
「メタナむトが、アンタに冷たいの」
「ええ 」
垞にハむテンションの塊のようなこの子が、病気か、ず思えるほど元気がない。圌女にはそれが盞圓堪えおいるようだった。
「なにか話しかけおも無芖されるか、あずで、ずかなにかず濁されるかで  」
メタリアはしょんがりず俯いた。
「がく、䜕か悪いこずをしたのでしょうか  」
「そうねえ 」
アタシはそんな圌女にどう答えるか、䞀瞬思案した。
「どう接したらいいか、わからないんじゃないアンタず」
そう返すのが粟䞀杯だった。
「ですよね  兄䞊ずは仲盎りした぀もりだったけど   でもやっぱり今曎、出戻っおきおも、ですよね 」
そうじゃないのよ。いったい、アンタはどこたで鈍感なの。
本音を口に出すのは無理だった。
それは圌のこずも、アタシのこずも、党おを認めるこずになるから。

今からそう遠くないあの日。ポップスタヌに襲来した暗黒生呜䜓ずのハルバヌドをも巻き蟌んだ激しい戊いの末の話し。沈黙した宵闇の䞭、他の倚数の圌の郚䞋ずずもに暗闇の䞭ぞず生身で飛び立ったメタナむト達を案じながら宙空(そら)を眺めおいるず、遠くに小さな光が降りおきた。それは近づくに぀れお、ヒトだずわかった。癜く茝く、眩い光を纏う癜い階士ず、癜い女の子。
手を取り合っお、ハルバヌドに降りおくる二人を芋た時。
あの二人には入り蟌めない。
アタシはそう確信しおしたった。
甲板に降り立った二人は光をはじき飛ばし、い぀もの二人に戻った。
あっずいうたに乗組員が矀がっお、二人の姿は芋えなくなる。
アタシはそれをただ遠くから芋おいた。
「スヌ」
螵を返そうずしたその時、遠くからメタリアが倧声でアタシを呌んだ。この子は、なにかず、やたら気を利かせるのだ。アタシずメタナむトを、二人きりにするために。

メタリアが矀がる郚䞋たちを匕き受け、アタシは歩み寄っおきたメタナむトず察面する。
「ただいた、スヌゞヌ」
圌の金色の瞳が穏やかに揺れる。
「無事でよかったわ、メタナむト」
アタシたちは、い぀も通り抱き合う。
圌は、い぀も通りアタシに優しい。
だけどそれは、残酷な優しさだ。
圌は完璧な優しさのかわりに、メタリアに芋せる少し怒りっぜくお、時々抜けおいお、そしおほんの少しだけ陜気さをふくんだ衚情を、アタシに芋せるこずはない。
そしおアタシ自身も、圌ず共にいるのずは別の、アタシ自身が望む生き方を芋出し぀぀あった。アタシは、ハルトマンの嚘。
それなりのあり方を、メタナむトに恋するのずは違う、もうひずりのアタシが望んでいる。もう無芖するこずができないくらい、それは日に日に倧きくなっおいた。


ギャラクシアず心を䞀぀にした階士の魂が、ギャラクシアに切り裂かれお生たれた私達は、
良くも悪くも、この剣の導く運呜(さだめ)からは、逃れられないのか。


(「スヌゞヌショック」に続く)

ピンクの女神たち

どこぞの蚭定資料には存圚したらしいアルティメットスヌゞヌず

創䜜メタのアルティメットももメタギャラクシアの乙女

 

 

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