右手のギャラクシア
ももメタと本家メタ(ももメタのお父さん)
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遥かな遠い未来から来た筈の娘のメタリアが私たちの時代から姿を消して2年が経つ。
そしておそらく二度と会わない事も確信している。
ここの所、右手に持つギャラクシアをついつい見てしまうことが多くなった。
相変わらず
「めたりあのぎゃらくしあ」と平仮名でマジックで書いてある。
落ち着かない。我が愛剣にラクガキがあるなどもっての他だが、
きつい刺激臭のする液体でこの崇高な剣を擦るなど更に言語道断だ。
いくらどうやっても目に入る、太古の時代から(不本意に、文献によると)受け継がれる何をいくら斬っても消えないラクガキ。
だから、お前のではなく、私のだ。今はな。
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ぼくがププビレッジに住んで2年が経つ。
昔は魔獣という奴らに苦しめられていたらしいんだけど、いまはダークマターとかいう奴らが攻めてきて、昔の魔獣みたいなやつも続々蘇ってるらしい。
だから、ぼくは大忙しなんだけどね。ぼくの知っていたよりもっとちっちゃいぷにぷにちゃんや、フームたちとか、メタナイト卿と何とかうまくやってる。
要するに、日々充実してるわけ、何だけど…
星の夢の問題を解決して、みんなワームホールに吸い込まれちゃって、それから
父上や他のみんなとはぐれてしまった。
もしかしたら、父上が心配してるかもって思ったんだけど…なんとかぼくが生きてるって事だけでも伝えられたらなあって。
どうしたらいいのか考えたけど、いい方法を思いついた。
いつかデデデが魔獣のおまけでもらったらしい、「絶対消えナイト」ってマジックペン。どこまで本当かわからないけど、試してみる価値はあるよね。ぼくは自分の名前を剣に思いっきり書いた。これでよし。
父上、ぼくは元気でやってます。だから、心配は無用なのです!